2022.07.28 ピープル
進路の神々~あの神が語る、じぶん史とお仕事 No.4 小林沙織
~誰もが知ってる某有名IT企業の会社員として、マーケティングや企業とのコラボ企画など多くのプロジェクトに携わっている小林沙織さん。
個人ではフィットネスウェアのショップやゴルフウェアブランドの立ち上げもされています。
「個人でやっているのは仕事というよりは、楽しいからやって結果仕事になっている、という感覚ですね」と軽やかに答える姿に、イベント会場の女子からも憧れの眼差しが集まります。そんな小林さんはどんな学生時代を送っていたのでしょうか?
ステキに働きたい10代必見のレポートです。
(イベントプレゼン日:11月28日)
「学生時代は、とにかくバレーボールしかしてなかったです(笑)」
中学は県でも優勝常連の強豪校で、毎日厳しい練習に明け暮れる日々だったと言います。
「高校でもバレーボールを続けたのでほんとうになんにも勉強をしてなくて、高校3年の夏から受験勉強を始めて、世界史のテストが50点満点中4点とかで(笑)本当に成績も悪くて何にもできなかったんですけど、そこからひたすら頑張って勉強して立教大学に入りました」
「入学したのは立教大学の国際系の学部で、授業が全部英語なんです。それまでの受験勉強で読み書きは出来ても話せないんですよね。でも外国人の先生の授業だとディベートっていって討論させたがるんです。英語が話せないと授業にならなくて。話せるようになるために2年生からアメリカへ留学に行きました。」
留学で世界の広さを知ったという小林さんは、そのままワーキングホリデーでカナダへ。
地元静岡から東京の大学へ進学、さらに海外留学の経験で小林さんが感じたのは
「私は中高時代田舎で育ってて、自分にとってはつまらない世界だったのが、東京に来てまず一回世界がすごい広がって、次は海外に行ってもっと広がって。色んな経験をしてきて今があるなと思います。10代のみんなにも、もっと広い世界があると知ってほしい!今がすごく楽しいので、みんなにもぜひ色んなところに行って欲しいな」
そんな小林さんが今の職業を意識し始めたのは、海外で様々な仕事の仕方に触れたのがきっかけだったそう。
「海外に行ってみて世界の色んなところで仕事したいな、と思いました。
あと、やりたいことは色々あるんですけど、コレといったものはなかった。
ただ、やりたくないことは明確で、絶対に朝9時に起きたくないっていうのがあって。
朝起きなくてもいい仕事っていうのを考えて、世界のどこでも働けるってなるとIT系しかないなと思って。就職するときはIT系の企業に絞って就職活動しました」
自分がどうしてもやりたくないことから考えていく、という小林さんの考え方なるほどですね。自分の視野を広げ、選択肢も広がりそうです。進路を考えるときの良いヒントになりますね。
「中高生の時って、今いる環境、例えば学校だけが自分の世界と思っちゃうと思うけど、一歩外に出ると全然広い世界があって。今自分が悩んでることもその時は苦しいと思うけど、広い世界に出てみて他の人にしたら大したことがなかったりするんですよね。
今苦しかったら、もっと広い世界に出てもいいかな、と思う。10代って楽しいことを探す時期だと思うので、あーつまんなそう、で終わるんじゃなくて色んなことに興味を持って一回やってみると良いと思います」
小林さんご自身ののびやかなお人柄も印象的でした。
会社員のお仕事もご自身でやられているファッションのお仕事も、小林さんの世界を広げ続けているのですね。
高校から大学、日本から海外へと自分の世界が広がっていく楽しさをお話しくださった小林さん。それは単純に環境が変わっていくだけでなく、心と一緒に未来への可能性も広がっていくような感覚なのかな、と思いました。
小林沙織/コバヤシサオリ
IT企業のマーケティング、フィットネスウェアのECショップの立ち上げ、ゴルフウェアのECショップを運営
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